- 3dでモデリングをしてみたいけど、デッサンって必要なのかな?
- 美術の授業で習ったデッサンって、意味あるのかな?
- デッサンって、結局何のためになるの?
こんな悩みにお答えします。
目次
- デッサンが必要だと思う理由
- 受験デッサンは必要なのか?
- 今からデッサンを始めるべきか?
- おすすめの勉強方法
デッサンが必要だと思う理由
そもそもデッサンって受験以外に使わないのでは…?と思う人も多いと思います。
実際、受験のために石膏や手を描き続けている間は、何となく必要だからと思い取り組んでいたのではないでしょうか?
ですが、3Dモデリングにはデッサンの知識があった方が有利です。
- モノの観察力が身につく
デッサンをしていると、モノをよくみて特徴を掴む、観察力が身に付きます。
この物体はどういう質感、どういう重さ、どういう色なのかを考える力を鍛えることができるのです。
実際に、リアルなモノをモデリングしようとするときに観察力は必須となってきます。
対象のものを見ない状態では、記憶が曖昧になってしまうので、うまく表現することができません。
モデリングをする際には、参考となる画像を用意する必要があります。
デッサンを積み重ねていき、観察力を磨くことができれば、よりリアルなモデルを制作できるようになります。
- 基礎的な画力が身につく
3Dでモデリングをしていると、テクスチャペイントによって描き込む作業が発生することがあります。
テクスチャペイントには秀でた画力はさほど必要ではないものの、目の輝きや服のシワなどといった表現をするのには画力が必要となってきます。
枚数を重ねるうちに、描くスピードが上がってきます。
思ったような形を簡単に描くことができれば、モデリング能力も向上します。
- 3次元を2次元に変換する力が身につく
絵を描く技術が身につくと、奥行きを表現することができたり、立体的に描くことができるようになります。
3次元の対象をどのようにして平面に落とし込むかを学ぶことによって、奥行きのある世界を2次元に変換する力が身につきます。
逆に、この力を身につけることによって、平面の展開図から立体的な3Dモデルを作ることができるようになるのです。
受験デッサンは必要なのか?
美術予備校に通ったことのある人は、デッサンをしているうちにこう思ったことがあるかもしれません。
”こんなことやっていて意味があるのか?”
確かに、美大の中にはデッサン力よりも発想力を重視して採点を行う学科も存在します。
また、デッサンを必要としない学科もあります。
ですが、私はデッサンをやっていてよかったなと感じています。
- 美大受験のメリット
私は、受験で精神的に追い詰められてしまうほど苦戦した過去をもちますが、美大受験で学んだことは決して無駄ではなかったと感じています。
毎日毎日デッサンや色彩構成をすることによって、絵を描く力や観察力といった力を身につけることができたからです。
デッサンに限った話ではありませんが、枚数を重ねることは本当に大切です。
イラストも漫画も、枚数を重ねていくうちにだんだんと上手くなっていきます。
受験といった状況で、半強制的に描く場所が与えられたことによって、忍耐力と共にこれらの力を身につけることができました。
ですので今受験目下で苦しんでいる人には、あなたの努力は無駄じゃないよと伝えたいです。
大変な分、確実に力が身につきます。
- イラストを描くのにも役に立つ
イラストを描くにあたっても、デッサンの知識は役に立ちます。
例えば、
- パース(遠近法)
- 骨格
- 光と影
- 反射光
などと、デッサンで得られたたくさんの知識がイラストにも活かせるのです。
今からデッサンを始めても遅くない理由
初心者さんでも、今からデッサンを始めても十分に間に合います。
別に美大を受験しなくても、専門的に学ばなくても、独学でも力が身につくのです。
もちろん早いうちに始めるに越したことはないのですが、どんな年齢の人でもデッサンをおすすめします。
そうはいっても、どのようにデッサンを始めたらいいのかわからない…。
そんな人でも、
- 鉛筆(2B〜2H)
- 練り消しゴム
- スケッチブック
- ティッシュ
- カッター
これらの道具があれば、簡単にデッサンを始めることができます。
アマゾンなどといったショッピングストアで入手できるのが嬉しいポイントです。
幸い、今はYouTubeなどでデッサン初心者に向けた動画が発信されています。
動画を見て、面白そうだと思った人を参考にしてみてください。
おすすめの勉強方法
- 毎日デッサン
夏休みや長期休暇で時間がある人は、ぜひ休みを活用して毎日デッサンをしてみてください。
1回のデッサンにかける時間は1〜3時間、スマホを見てダラダラとしてしまう時間をデッサンの時間に変えてみてください。
最初はうまく描けなかったとしても、1ヶ月ほど続けていくと目に見えて成長が実感できます。
また、まとまった休みがないといった人は、早起きして朝活でデッサンを取り入れてみてください。
朝の時間は、ゴールデンタイムと言われているように、とても集中できる貴重な時間なのです。
おすすめのモチーフは、
- 手
- 果物
- 野菜
- 電子機器等
身の回りのものを描いてみて、観察力を上げていってください。
- 毎日クロッキー
クロッキーとは、線だけで対象を素早く描写することを言います。
デッサンよりも速い時間で、モノを捉える力が身につきます。
毎日デッサンをするのが厳しいといった人でも、これなら簡単に、隙間時間に練習できるのではないでしょうか。
私も受験期には毎日クロッキーをしていました。
最初は時間がかかったとしても、毎日コツコツと続けていくことによって確実に力を身につけることができますよ。
クロッキー用紙は百均などで簡単に、手軽に入手できます。
慣れてきたら、ボールペンで一発クロッキーなど試してみてください。
先ほど述べたモチーフはもちろん、人物や街中をサッと描いてみると力になります。
いかがだったでしょうか?
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